夏子の酒
夏子の酒 尾瀬あきら
一大地酒ブームを作った。業界の救世主
85点
ドラマにもなりました夏子の酒。
筆者は酒を飲みませんので、上に書いたブームを云々というのは想像笑です。
ただ作品中の状況と筆者の知っている酒を取り巻く状況が変わっておりますので、おそらくはブームになったと思われます。
たまに触れる酒業界の話でも夏子が出てきますからね。
この作品は女性の自立も裏テーマにあるのでしょうね。2020年の現代とはこの80年代90年代の作品中の状況はあまりにもちがいますが、当時の封建的な中で夏子は自立した女性像を体現しているのでしょうかね。
かつ、この作品のほとんどの舞台は田舎ですので、田舎の村社会の悲哀も同時に描かれており、モーニングらしい社会を学べる漫画になっております。
筆者のモーニング誌へのイメージはうんちく漫画が多い、勉強になる漫画が多いというものです。この漫画もその系譜にあたるかと思いますが、よりドラマが重視されていますので、普通に、普通におもしろいです。
筆者も何度も泣きました。
実話を元にされているとのことなので、リアリティも抜群です。
おすすめです。