ポーの一族
ポーの一族 萩尾望都
少女漫画です!歴史的な作品といっても過言ではないでしょう。
93点!
筆者は少女漫画も少しだけ読みます。
この作品はとてつもなく有名ですが、いわゆるエポックメイキングでしょうか。
ヴァンパイアのバディもの?と言っていいのか、不老不死の悲哀を描く数少ない漫画の一つです。
主人公エドガーと彼にヴァンパイアにされたアランが永遠の少年として生き続けるストーリー、同性愛のような少年同士の愛憎劇といったところでしょうか。今ではとりとめもないお話ですが、当時では衝撃的だったのでしょうね。
萩尾望都氏はポーの前にも同性愛をテーマにした漫画をいくつも発表しておられましたが、その完成形ともいえる作品がポーの一族でしょう。
ちなみに筆者は不老不死ものが好きです。
でもあまりないんですよねー。今思いつくものとしたら人魚の森、火の鳥、くらいでしょうか。
点数が93点なのは実は数年前にポーの一族の新作が出ていたのです。数十年もの時を経ての新作ですので、作品の雰囲気、キャラクター造形、世界観が微妙に違うのですよ。
そこが93点の要因です。ヴァンパイア仲間もかなり新たに出てきていましたが、正直馴染めなかったです。
とはいえ漫画誌には必ず残る作品になるでしょう。映画のインタビューウィズヴァンパイアは影響を受けていると筆者は思うのですがね、、、。